事前準備
必要なもの
- adb環境をインストールしたPC
- USBケーブル
- カスタムするスマホ(当たり前ですね)
- あればMicroSDカード(余裕をみて16GB以上)
あとは決意です。最悪は文鎮化です。特にMiFlashで復旧できない、MediaTek搭載でカスタムROMもほぼない端末なので、文鎮化率は高い方だと思います。
とにかくandroidのカスタムは全て自己責任でお願いします。
必要なファイル
- カスタムリカバリ:TWRP
- RN8P TWRP 公式 https://twrp.me/xiaomi/xiaomiredminote8pro.html
- ここのページでRN8P用のTWRPがダウンロードできます。
- リカバリ用のROM 先日fastboot用ROMをダウンロードしたサイトでOKです。Recovery用をダウンロードしてください。今回は解凍不要です。
- DM-Verity カスタムリカバリ(TWRP等)を導入した端末に公式ROMを焼くと、起動しません。 公式ROM+TWRPにすると、SYSTEMパーティションの書き換えを監視するDM-Verityという機能が働くみたいで、SYSTEMが起動出来なくなります。これを無効にする為に、DM-Verityのzipを公式ROMをFlashしたあとにFlashします。(探すのに時間がかかってしまいました。)
ダウンロードしたファイルの保存先
- TWRPはPCの任意の場所
- ここではファイル名を「twrp.img」として説明しておりますので、ファイル名を「twrp.img」に変更しておいてください。
- ROMとDm-Verityはスマホの任意の場所
- わかりやすい場所が良いです。私はいつもrootフォルダに保存しております。
- MicroSDカードがあれば、MicroSDカードの方がいいかも。
端末の準備
- 端末のアカウントをログアウトしておく。(Googleアカウント、Xiaomiアカウント)
- 暗号化も解除してください。(PIN、指紋、Face Unlock、パターン)
- 端末のデバッグをON
TWRPインストール
- adbで接続できているか確認を兼ねて、コマンドプロンプトからfastbootを起動する。
- TWRPのファイルを保存してあるフォルダのアドレスバーに「cmd」と打ち込むとコマンドプロンプトが起動します。
- 端末とPCをケーブルで接続(まだシステム起動で(fastbootでなくて)いいです。
- コマンドプロンプトに
adb reboot bootloader
と入力してEnter。- 初回接続なら端末側でデバッグ接続の許可が求められます。もちろん許可してください。
- これで端末のfastbootが起動します。起動しなければSDKのインストールをやり直してください。
- TWRPを端末に書き込みます。
- 端末はfastbootのままPCに接続。
- コマンドプロンプトに
fastboot flash recovery twrp.img
と入力してEnter。- これでコマンドプロンプトの最後に「Finished」と表示されていれば書き込み完了です。
- 続いてコマンドプロンプトに
fastboot boot twrp.img
と入力してEnter。- これで端末がリカバリ(TWRP)で起動します。初期設定(言語設定等)を済ませておく。(英語設定の方が何かと調べたりするのに便利です。)
- ここで一旦、端末を起動させてみてください。
- TWRPのホーム画面から「Reboot」→「System」
- 10分待って起動しなければボリューム上+電源で、TWRPを起動してください。
- ここで起動するようなら、文鎮化は免れると思います。
- 逆に起動しないなら神に祈りましょう。
バックアップ
ここ重要です。バックアップなしだと、多分復旧できません。だいたい、Xiaomi機ROM焼きの最終手段が「MiFlash」なので「MiFlash」でROM焼きできなければ、このバックアップが最重要になってきます。
- TWRPのホーム画面から「Backup」
- デフォルトでは内部ストレージに保存されます。
- MicroSDに保存かオススメです。その場合は「Select Storage」をタップし選択します。
- 「Boot」「System」「Data」にチェックを入れて、「Swipe to Backup」を右にスライドしてバックアップ開始します。
- バックアップが完了したら、復元できるか確認しておきます。
- TWRPのホーム画面から「Restore」
- 先程、バックアップしたデータが表示されますのでタップして選択します。
- 「Swipe to Backup」を右にスライドしてリストア開始します。
- doneと表示されれば無事に完了です。
- ROMを焼いたあとに、Wipe(リセット)しなければ起動しない場合がありますので、内部ストレージにバックアップを保存した場合は、PCにバックアップを取りましょう。
- そのままPCに接続すれば、リムーバブルディスクとして認識されます。
- バックアップデータはrootフォルダ→TWRPフォルダに入っていますので、フォルダごとPCにバックアップしておく。
ROM焼き
いよいよROM焼きです。
- ROMを焼く前にフルワイプします。
- フルワイプはOSを完全に消す作業です。
- 元に戻せない可能性もありますので、自己責任で作業をしてください。
- TWRPホーム画面から「Wipe」
- 「Advanced Wipe」
- 内部ストレージとMicroSD以外にチェックを入れて、 「Swipe to Wipe」を右にスライドしてフルワイプを開始します。
- 完了するとOSが端末から消えている状態になります。
- TWRPホーム画面から「Install」
- 保存してあるROMのファイルを選択します。
- 「Swipe to Confirm Flash」を右にスライドしてROMの書き込みを開始します。
- done.と表示されれば書き込み完了。
- 「Wipe Cache/Dalvik」でCacheを削除します。同じように右にスライドする。
- 最後に「Reboot System」をタップ。
20分待ってください。これで端末が起動するなら完了ですが、起動しないなら、TWRPを再び起動してください。
DM-Verity とフォーマット
DM-Verityを焼く
- TWRPホーム画面から「Install」
- 保存してあるDM-Verityのzipファイルを選択します。
- 「Swipe to Confirm Flash」を右にスライドしてROMの書き込みを開始します。
- done.と表示されれば書き込み完了。
- 「Wipe Cache/Dalvik」でCacheを削除します。同じように右にスライドする。
- 最後に「Reboot System」をタップ。
これでまた20分は待ちましょう。これで起動しないならフォーマットします。
フォーマットします。
- TWRPホーム画面から「Wipe」
- 「Format Data」をタップ。
- キーボードでyesと入力
- doneで完了
- 最後に「Reboot System」をタップ。
またまた20分待ちましょう。これで起動しないなら、保存してあるデータで復旧作業を行います。