どーも!こんにちは!デジオニ管理人くっさんです(>ω<)
先日、入手した我が新たなる相棒「Xiaomi Mi 9 Lite 128GB」にさっそくカスタムROM「Xiaomi.eu」を焼きました。その手順を公開します。
PCにandroid SDKを導入する。
これをインストールしない事にはPCからandroidのシステムを弄れません。詳しくは以下のページで説明しています。
BOOTLOADER UNLOCK (ブートローダー アンロック)

はじめからUNLOCKされてる端末を手に入れた人は、この項目をすっ飛ばしてもええで!
とにかくUNLOCKです。これをしない事には何も始まりません。カスタムの第1歩ですね。UNLOCKの手順はこちらのページにて公開しています。
ROMのダウンロード
Xiaomi.euのダウンロード
Xiaomi.euはXiaomiの公式ROMから中華系のアプリを削除したカスタムROMです。STABLEとWeeklyの2種類が存在します。
- STABLE いわゆる安定版です。
- Weekly 公式ROMで言うところのDeveloper版。STABLEより新しいバージョンのROMが配布されています。STABLEとは対象で不安定ですが、”Weekly”という名前通り毎週のように更新があり、毎週より良くなって行きます。
ここではWeeklyをインストールして行きます。
Xiaomi.euの公式ページ のFORUMにダウンロードリンクが貼られています。最新のROMをダウンロードしましょう。
STABLEが良い方はこちらからダウンロードしてください。
公式ROMのダウンロード
念の為に公式ROMもダウンロードしておきましょう。焼いたカスタムROMが起動しない場合に公式ROMを焼いて復旧させます。
ダウンロードはこちらの公式ページから、自分の端末を選んでダウンロードする。
Mi 9 Liteはこちらのページ。
Lazy Flasher のダウンロード【 no-verity-opt-encrypt 】
このファイルはカスタムリカバリ(次項目)を導入した際、DM-Verityが機能しBoot loopが発生してしまい、システムが起動できない状態を回避する為に導入するファイルです。
簡単に説明すれば、端末を改造すると起動させない機能を無効にする為のファイルです。
カスタムROMにはROMファイルにこの機能が組み込まれている場合が多いので、必要ありませんが、TWRPを導入した端末に公式ROMを焼いた場合はROMと合わせて焼いてください。
こちらのページから最新版をダウンロードできます。
ダウンロードしたROM等の保存先
”~.zip”という圧縮ファイルがダウンロードできます。ダウンロードが完了したら、端末の任意の場所、もしくは端末に挿入するmicroSDの任意の場所に保存してください。
もしかすると、ROMを焼いた後に「フォーマット」が必要な場合があります。その場合、内部ストレージにROMを保存した場合そのROMデータも消えてしまいますので、私のオススメはmicroSDカードもしくはUSBメモリ(端末と繋ぐOTGケーブルが必要)等の外部ストレージに保存する事をオススメします。
カスタムリカバリ(TWRP)の導入
カスタムROMを焼くには必須。カスタムリカバリ(TWRP)を導入します。Mi9Lite公式のTWRPをダウンロードしてコマンドプロンプトからリカバリを書き換えます。
ダウンロード
TWRPの公式ページからダウンロードできます。
devicesから任意の端末を選択します。
ちなみにMi 9 LiteのTWRPはこちらから
リンク先のページを下にスクロールして真ん中ぐらいの 「Download Links:」からダウンロードできます。
vbmetaのダウンロード
TWRPを導入した場合ですが、初回に限りこの”vbmeta.img”も合わせて焼いてください。どうやら、このファイルがないとROM焼きに成功しても起動しません。
こちらのページからダウンロードしてください。
ダウンロードした~.imgの保存先
ダウンロードしたファイルはPCの任意の場所に保存してください。ここではDドライブ直下に”android”というフォルダを作成して”twrp.img””vbmeta.img”という名前で保存しています。
USBデバッグを”ON”にする。
デバッグをONにしなければ、パソコンからの指示が通りません。
- 端末の設定→デバイス情報→MIUIバージョンを7回タップ。
“デベロッパーになりました!”的なポップアップが出ます。
- 端末の設定→追加設定→開発者向けオプション→USBデバッグを”ON”
インストール
PCにてコマンドプロンプトを開き、端末をFASTBOOTモードにしてPCと接続します。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行。
fastboot --disable-verity --disable-verification flash vbmeta D:\android\vbmeta.img
fastboot flash recovery D:\android\twrp.img
それぞれツラツラ~っと文字列が表示されて”done.”と表示が出ると無事にTWRPが焼けています。”failed”と出ると何か間違っていますので、遡ってこの記事を熟読してください。
続いてコマンドからTWRPを起動します。
fastboot boot D:\android\twrp.img
これでカスタムリカバリ TWRPが起動します。次回からは端末のボリューム↑ + 電源ボタンでTWRPを起動することが出来ます。
バックアップ

ROM焼きをするにあたって”バックアップ”は切り離されへんで!大事なデータは自分で守るんやんで!
TWRPからバックアップ
ここからは必要あれば行ってください。私の場合は新品購入からBootloader Unlockまで端末を使用していなかった為、バックアップ作業は行っていません。
TWRPが無事起動できたならバックアップから現在の環境を保存しておくと良いでしょう。保存先はMicroSDカードもしくは外部ストレージがオススメです。
※TWRPのバックアップの前に端末のパターン、指紋等のロックを解除してからバックアップを行ってください。ロックしたままでもバックアップ、リストア出来ますが、起動時のパターンが変わってしまってロック解除がかなり難しくなります。
Magiskをインストールしてroot化~Titanium BackUpからバックアップ
TWRPのバックアップだけでなくTitanium BackUp(要rootアプリ)でもバックアップを行っておくと、より安全、安心です。
こちらのページからMagiskの最新版をダウンロードしてください。”Latest Stable”だけで大丈夫だと思うのですが、念の為” Latest Uninstaller “と” Latest Magisk Manager “もダウンロードしておくと良いですね。
こちらもダウンロードしたROM同様に任意の場所に保存してください。
TWRPの”Install”から保存したMagisk ~.zipを実行すればインストールが完了します。
公式ROM+TWRPを導入した端末を起動させるには、これも先程ダウンロードしたLazy Flasher のダウンロード【 no-verity-opt-encrypt 】もMagiskと同様にTWRPからインストールしてください。
ROM焼き前の準備
- 端末のロックを解除(指紋、パターン等)
- 必要なものをバックアップ
- ユーザーデータ(写真とか)も最悪消えてしまいます。
- LINE、ゲームのアカウントも消えてしまいます。
- ログアウト 念の為にログアウトしておく事をオススメします。
- googleアカウントの削除。
- Miアカウントからログアウト。
いざROM焼き!!
ここまでくれば残りわずか。あとはROMを焼くだけで完了です。
- 端末をリカバリーモードで起動
- 音量↑ + 電源
- Wipe→Advanced フルワイプします。
- Install
- 任意の場所に保存したカスタムROMを選択
- FlashをスライドさせてROM焼き開始
- “done”と表示されれば完了です。
- エラーが出て焼けない場合
- ダウンロードしたROMが別の端末のもの。
- TWRPを別のものに変える。(Unofficial等)
- エラーが出て焼けない場合
- 最後にキャッシュをクリアしてREBOOT。
- 初回起動はかなり時間を要します。コーヒーでも飲みながら15分は待ちましょう。
- root化はTWRPからダウンロードしておいたMagisk.zipをインストールしてください。
- これで起動できない場合は
- TWRP起動→WIPE→Factory Reset
- まだ起動しないなら
- TWRP起動→WIPE→format DATA→”yes”と入力
- ユーザーデータが全て消えます。
- TWRP起動→WIPE→format DATA→”yes”と入力
- まだまだ起動しないなら、何か間違っている可能性が高いです。
- よくあるのが、ダウンロードしたROMが別の端末用。
どうしてもROMが焼けない場合

ROM焼きは手順通りにやれば上手くいくはずなんやけど、100%の保証はないねん。復旧方法もちゃんと調べとこな。
はじめてROM焼きする場合や、不慣れな方がROM焼きを行うと、どうやっても起動しない状態にぶつかる場合があります。
とにかく公式ROMに戻します。方法は2つ。
- TWRPからカスタムROM同様に公式ROMを焼く。
- 公式ROMはすでにダウンロードしてあると思います。
- TWRPのInstallから公式ROMを選択して焼いてください。
- 続いて同様にダウンロードしている「no-verity-opt-encrypt」もInstallから焼いてください。
- 最後にcacheを削除してREBOOT。
- MiFlashを使用して公式ROMを焼く。
- この方法はこちらのページにまとめてありますので参考にしてください。
まとめ
- 端末のBOOTLOADER UNLOCKが必要。
- TWRP、カスタムROM、公式ROM等の必要なファイルをダウンロードしておく。
- 状況に応じてバックアップを取る。
- 手順をしっかり把握しておく。
- カスタムROMが起動しなくても、元に戻せる可能性は高い。
かなり細かく手順を書きました。それでも抜けている事や間違った情報もあるかも知れません。追加事項や訂正箇所があれば随時こちらのページを更新して行きます。
ROM焼きは自己責任でよろしくお願いします。
端末が文鎮化しても一切の責任は取れませんので、心を決めて作業に取り掛かる事。

ちょっと大変な作業やけど、一度おぼえたら、あとはラクショーやで!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。androidライフを楽しんでください♪